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2007/12

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恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション

監督: ミシェル・ゴンドリー

つまらない仕事をはじめたステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)だったが、隣に引っ越してきたステファニーにだんだん惹かれていく。だけど不器用なステファンは夢と現実を行き来して…

YouTube上のミシェル・ゴンドリーのこれまでのPVに脳天をぶち抜かれ、彼の手がけたPVのDVDを購入してあらゆる意味で仰天し、そしてその後に取り組んだ長編映画を見てみたわけです。

はじまって数分でわかった。この主人公はミシェル・ゴンドリー自身であると。彼のインタビューなどを見ても、とても普通のひとじゃない。少年がそのまま大きくなったよう。言ってることも意味がわからない。ただ、子供のすさまじさとも言える、常識に囚われない発想に驚かされる。普通の人は生きていくうちに物理的な法則性というものを勝手に学んでしまい、発想の邪魔をする。鉄は硬い。影は太陽と反対の方向にできる。とか。

そんな常識をひっくり返し、驚きの(気持ちの良い)映像を提供してくれるのがミシェル・ゴンドリー。彼の作品の多くは彼の夢や妄想からできているようです。で、その集大成(?)がこの作品なのかな、と。俺はPVたちの方が好きですが、人それぞれかと。

佐藤雅彦さんの転換法や野田凪さんの世界観とも若干近いにおいもしますが、決定的に違うのが、頭良さそうでないところ佐藤さんの手法は、対象のコアに掘り下げて、そのコアと共通の法則性を持ったものに置き換えて変化させる、っていう感じ。だけど、ミシェル少年は、こっからこうしちゃえ!と天性の感覚で変化させる感じ。別の見方で言うと、佐藤さんは横軸(主に時間軸)での帰結と縦軸(登場人物・物)を整理し、極限の極限まで要素をそぎ落として作る人。ミシェル・ゴンドリーは、縦軸(登場人物・物)は整理するけど、横軸(時間軸)はぐっちゃぐっちゃにする。俺は佐藤さんの作品を見ると鳥肌が立つくらいなんだけど、一般的にはゴンドリーの方がウケそう。また、野田凪さんを”おとな子供”とするなら、ミシェルは”こども大人”、うん?逆か?要は、野田作品はニヤっとしてしまう。ミシェル作品は体感する。そんな感じ。(この文章読んで通じ合える人がいたらすごい。連絡ください。。)

最後に。主演のマイク・ガルシア・ベルナル、幅広すぎ!バベルの時と同一人物とは最初気づかなかった。。うまいです。

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それでもボクはやってない スタンダード・エディション

監督: 周防正行

あるフリーター(加瀬亮)が、就職面接に行く電車の中で痴漢と間違われ、否認を続けていると、起訴され裁判に。友人らと共に冤罪立証に向けて裁判に立ち向かうが…

さすがは周防監督、まったく飽きさせずぐいぐい引っ張ります。あと加瀬亮はやっぱり死ぬほどかっこいい。

俺は法制度には疎い方なのでなんとも言えないけれど、実際こんな感じなのかなぁと思う。冤罪問題は本当に難しいし、防ぐ方法もよくわからない。どちらかに傾けば、もう一方による犠牲が増える。

特に興味深いのが、裁判官も組織の中の人間であることにフォーカスした点。「(刑事事件で)無実の判決を下すことは、警察の判断を誤りとすることになる。」この日本に住んでいて、立法・行政・司法の中で、司法を糾弾する機会ってほとんど目にしない。あったら世の中が乱れるけど。でも、日本人の心の中には「司法を疑う」ということは、「神への冒涜」に近い、聖域と(潜在的に)見てる気がしてならない。まぁ結局何が言いたいわけでもないんだけど。

常日頃疑問に思っているのが、米国の陪審員制度。(詳しくは知らないので間違いがあるかも)ランダム抽出された市井の人間が、どうして人を裁けるのか?市民感覚・その地域での一般的な倫理観とかは大切だと思うんだけど、俺はパリス・ヒルトンや細木和子や神田うの(ランダムね)に正しい判断ができるとは思えない。まぁその「正しい」ってのが何なのか俺もわからんが。

続きはちょいネタバレなので見たい人だけ

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さて。

しばらく病を煩ってまして、なにかと悲惨な一週間です。一時間ごとにくる腹の激痛に耐えられず、病院に行きましたところ、ウイルス性の風邪ではないかと。で、薬ってーのはすごいもんで、痛みや熱はほとんどなくなったんだけれども、いかんせん便座殿と蜜月関係にござい。会社早めに帰ってずっと寝てるものの、まったく治らじ。人間ここまで寝れるものかと驚くほど寝ているのだが。幼少の頃は病床で寝られず苦痛だったのだが、今ではほぼ24時間寝れる。いや、以前の風邪のときはほぼ48時間眠り続けた。恐ろしいものです。

ということで、飽き飽きしてきたので、ブログ書きまくります。べたですが、2007年を振り返ったりします。まぁ暇な正月に伊達巻でも食いながら読みやがれ。

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三軒茶屋の宣伝番長のRSSのURLが変更になりました。

新しいRSS URLはこちら
http://rss.rssad.jp/rss/BGsUPy6mZDfb/rss_0002

RSSの意味がわかんない人は無視して結構。ただし、RSSリーダーを使うとあなたの人生が少し効率的になります。ブログやニュースサイトを無駄にチェックすることが無くなります。まぁ勝手に調べて勝手に使ってくんさい。



つーか飲み過ぎウィーケン、ディッセンバー。
メタボ警報発令チュウ

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今、いつもの三茶のTSUTAYAの本屋にぶらり立ち寄ったら、入り口のとこに見覚えのある本が。最近、とある本の一部を書いたりいろいろ作業したりしたんですが、それ。

われわれ仕事はパソコン画面の世界だもんで、ふつうモノが無いわけで。なんか新鮮、リアルモノ。しかも昔からの生活の一部に入り込んできたのが余計に。

と、そんなぼくですが、めっきり読む方のペースが落ちてます。しっかりした本は1ヶ月1冊も読めてないかも…最近ヤバいなと思います。仕事をがんばるのもいいのですけれども、毎日読書の時間はとらねばなりません。大企業で働いている知人たちは、仕事をそんなに遅くまでやらない代わりに結構本読んだり勉強したりしてるようで、話聞くたびあせる。会社の教育システムも充実してるしね。目前の仕事ばかりやっても長期的成長は見込めない。幅広い見識・知識が必要だよなぁ。趣味も同様にね。ベンチャー風土の会社にいるとそこが怖い。あらゆる単位が”月”だし、上に行く=マネジメント=コーチングみたいな感じとかも。話の収集がつかなくなっている今日この頃、2008年は1.英語、2.統計学、3.マネジメント(≠コーチング)、4.経済学の強化年間宣言。言い放つ事が重要だのだ。だー。

dafunkfest-2日目

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dafunkfestの二日目も終了。

二日連続同内容でもやっぱり感動。これはすごい。並大抵じゃない。あー完璧だーだーだー。まいった。

99937ddb.JPG昨日も書いた、サプライズ、ヒントはこの写真。わっかんねー。まぁ気になる人はまた来年あったら体験しましょ。

あと、今日はRYUKYUDISCOも最高。すごいわー。新しい領域って、おもしろいけど失敗ってのがほとんどだと思うんだけど、RYUKYUDISCOはもう完全に切り開いた感が。すごい!

一年分のストレスすっとばしたので、また来年一年間がんばります。もう今年はこれで終わり!あとは適当に飲んでわーわーやって終わりっす。お疲れさまっした!

dafunkfest-1日目

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今からダフトパンクのdafunkfest二日目!

fb3fa022.jpg昨日はこんな感じで最高!
ピラミッド最高!
二回目でも最高!

dfcfbbcb.jpgピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!ピラミッド!

あらゆるイベントの中で最も感動する。

聴覚と視覚をフルに刺激し、オーディエンスのヒートアップがあらゆる感覚を…と音楽誌風に書いてみる。書きたくなる。

そして今回は最高のサプライズがっ!ネタバレしないようにしないと。いやー、こういう茶目っ気も最高なんだな、daft punk。

HIFANAとかカヴィンスキーとかDEXも良かった!今日はRYUKYUDISCOも出るし楽しみ。張り切っていきます!

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3夜連続48時間耐久エレクトロ中。

中田ヤスタカ最高です。しかし飲みすぎフラッシュバック!

今からDAFT PUNKのイベント、dafunkfestに行ってきます。あのピラミッドの感動をもう一度。

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最近、ネット業界で世界的な話題になっている米国のSNS『Facebook』、使ってんだけど、すげーね。これはすげーね。

mixiなんざぁ江戸時代デスカ?ってな感じで。オープンってすごいね。いやぁ、オープンだよ、きみ。鉄砲の弾がバンバコ飛んでる時代に刀磨いてるようなもんだぜ、土方君。

ちょっと前まで、単なる大学生のSNSだったのに、今では米国No.1 SNSになろうとしてる。おもしろい。日本でもmixiをあっという間にひっくり返すやつらがでてきてもおかしくない。

たぶんFacebookのすごさはこのブログで説明しようとしても無理。ちょっと英語できる人ならやってみて。文字通りの"Social Networking"とはかうあるべきぞと思ふでせう。

http://www.facebook.com

俺のFacebookへは、俺のmixiから飛びませう。もしくは俺の本名をローマ字で検索してみてください。このブログは匿名だのでリンクしまへん。

今、米国のIT系ニュースはFacebookでもちきり。あらゆる意味でね


そんなニュースをチェキラできるのが俺のソーシャルブックマーク。
http://buzzurl.jp/user/oillio99/all
と強引につなげてみた。
ソーシャルブックマークとは、Web上に「お気に入り」を保管できるサービス。なんてー紹介されてるのを見るとぶっとばしたくなる。違げーんだ、本質的に違げーんだよ。ビジネスマンは絶対使った方が良い。自分の気になったニュースをスクラップできるだけじゃなく、自分の気になっている人の気になったニュースがわかる、これがすごい。しかもこのBuzzurlというサービスは、自分に近い人を選び出してくれる。これが良い。日本だとはてなブックマークが圧倒的に人数が多いんだけど、少ない方は少ない方でおもしろい。

ロマンティックでセマンティックなフューチャーのウェブにチアーズ。

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DoCoMo 2.0 CM 『国境を越えて』編 ロングバージョン

これは2007年俺的カンヌグランプリですねぇ。難しいこと抜きにし て、”いかに俺の心に響いたか度”でいうと。

まずスクリプト。

瑛太 in Tokyo「ねぇ。」
蒼井 in Tokyo 「うん?なーに?」
瑛太 in Tokyo 「俺たちってさ、」
瑛太 in Korea 「付き合ってんのかな?」
蒼井 in NY 「どーなんだろうね。」
瑛太 in Korea 「どーなんだろうね。」
蒼井 in NY 「この前ね、友達に聞かれたの。」
瑛太 in Korea 「なんて?」
蒼井 in NY 「彼氏いるの?って。」
蒼井 in Maleysia 「『たぶん。って答えた。」
瑛太 in Australia「たぶんって何よ。」
蒼井 in Maleysia 「その人もおんなじこと言ってた。」
瑛太 in Australia「ねぇ。運命って信じる?」
蒼井 in Maleysia 「たぶん。」
瑛太 in Australia「また『たぶん。』だ。」
蒼井 「 そっちは?」
瑛太 「俺は、」
瑛太 in Paris 「信じるよ。」
蒼井 in Paris 「私も。」
NA 「世界で使えるALL IN 世界ケータイ。ドコモ905i。」

この日本語の細かいとこが最高に良い。これを織田裕二風に演ってしまうともう 見てらんないと思うんだけど、蒼井優と瑛太にこの日本語、最高にいいよねぇ。

しかも瑛太バス停上の道路の配置と か、各国の色彩と雑音、二人のファッション、エッフェル塔からカメラの上がるスピード、とかとかもう最高。

HDDレコーダーに録って何十回も観てしまった。

これもTUGBOATなんかな?お見事です。
こんな予告編の映画があったら絶対観に行く。

酔った〜吐いた〜

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