2007/12/29

[映画]それでもボクはやってない4

それでもボクはやってない スタンダード・エディション

監督: 周防正行

あるフリーター(加瀬亮)が、就職面接に行く電車の中で痴漢と間違われ、否認を続けていると、起訴され裁判に。友人らと共に冤罪立証に向けて裁判に立ち向かうが…

さすがは周防監督、まったく飽きさせずぐいぐい引っ張ります。あと加瀬亮はやっぱり死ぬほどかっこいい。

俺は法制度には疎い方なのでなんとも言えないけれど、実際こんな感じなのかなぁと思う。冤罪問題は本当に難しいし、防ぐ方法もよくわからない。どちらかに傾けば、もう一方による犠牲が増える。

特に興味深いのが、裁判官も組織の中の人間であることにフォーカスした点。「(刑事事件で)無実の判決を下すことは、警察の判断を誤りとすることになる。」この日本に住んでいて、立法・行政・司法の中で、司法を糾弾する機会ってほとんど目にしない。あったら世の中が乱れるけど。でも、日本人の心の中には「司法を疑う」ということは、「神への冒涜」に近い、聖域と(潜在的に)見てる気がしてならない。まぁ結局何が言いたいわけでもないんだけど。

常日頃疑問に思っているのが、米国の陪審員制度。(詳しくは知らないので間違いがあるかも)ランダム抽出された市井の人間が、どうして人を裁けるのか?市民感覚・その地域での一般的な倫理観とかは大切だと思うんだけど、俺はパリス・ヒルトンや細木和子や神田うの(ランダムね)に正しい判断ができるとは思えない。まぁその「正しい」ってのが何なのか俺もわからんが。

続きはちょいネタバレなので見たい人だけ



最後のセリフが印象的。

「真実はボクしか知らない。」

これなんだよなぁ。あらゆる意味で。

犯人の頭の中を映写機で映せる機械があれば、裁判そのものの形式が変わるかもね。”裁判官”ではなく、”量刑審議官”になって。