2009/01/14

広告批評1月号を読んで思ふこと

広告批評の1月号を読んでいて、なんだか胸の中がモヤモヤだらけ
になってしまった。長年の広告批評ファンなだけに。

天野さんとジャーナリストのひととの対談が、なんというか、ノスタル
ジックになってしまっていて、あるべき未来を語っていないことがひと
つ。

もうひとつが、テレビが面白くなくなってるというおおかたの認識。俺は
テレビが面白くなくなってるわけじゃなくて、ぼくらがコンテンツに対し
て舌が肥えたんだと思うんだけどねぇ。昔の番組をスカパーでたまにみた
りすると、すごくつまんないし。(初恋の人美化現象説)あと
は他の楽しいことが増えた。

だけどほんとにいいたいのはそんなことじゃなくて。さまざまなメディア
に関わる人々へのTVに関するアンケートの項目として、「Q.3
デジタル化やウェブとの連動によって、テレビに新しい可能性が生まれる
とすれば、それは具体的にどういうものでしょう?」って質問の意図がよ
くわからないのです。

そもそも俺にはテレビのデジタル化がコンテンツ制作や広告クリエイティ
ブのプレーヤーに何の変化をもたらすのかをまったく理解できてないノ
ダ。放送に関わる、主に裏方の部分はもちろんおおいに変化があるだろう
けどね。高精細になって16:9になる以外、どう変わるのだろう??
我々インタラクティブメディア側のえらいひとにも「地デジ化によっ
て〜」といっているひともいるのだけど、どうもよくわからないのです。

"受像機"から"ディスプレイ"へ変わるのなら、それは
大いなる変化だと思うのです。つまりは放送電波のデコーダーから、あら
ゆるメディアのコンテンツの表示機器へと変化すれば。さらに言い換える
と、放送界の垂直的世界から、コンテンツ表示装置としての水平的世界
へ。これをデジタル化と呼ぶならチョーすっきりしちゃう。

さらには、今月の広告批評を読んでいたら、この垂直モデルで生きてきた
方々と、水平にネイティブな人間は、きっと宗教の違いのように根っこか
ら超えることのできない壁があるのだなぁと痛感してしまった。俺はテレ
ビ局の中に制作部隊が大組織として存在してたり、制作会社と共に番組を
つくって独占的に放送してることが、むしろ不思議に思えてしまうんで
す。もちろん、今の業界構造や現行法で水平化なんてできようはずもない
のは百も承知の上、そういう話でなく。

俺はほんとにテレビが大好きで、見る番組はぜんぶハードディスクに録画してる。さらにスカパーにまで加入してる。だから局とか放送時間とか覚えてないし。コンテンツをハードディスクにからとり出す感覚。これからのマジネイティブ世代も、普通に考えたらそうなると思うんだけど。

と、とりとめのない長文を、iPhoneのキーボードから打ちました。
さすがに大変。