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大学生の頃は「留学は海外逃亡だ」「高いカネ出して海外旅行に行く奴の気が知れない」「英語なんて死ね」が口癖だったわけですが、あの頃の俺の胸ぐらをつかみたい気持ちでいっぱいです。留学したい気持ちでいっぱいです。英文メールを書いていると新入社員の頃にメールの文章に悩んでいたことが思い出されます。
The next generation of ad serving for online publishers
Breaking Down Barriers to Revenue with the Next Generation of DFP
GoogleがDoubleClick関連のブランドを整理。"DART"という三菱UFJフィナンシャルグループ並に何の略称だかもすでによくわからなってしまった名称が消滅し、DoubleClick for Publisherになって結局DFPのままという匠の仕事。買収前のDoubleClickではないチームが作っていたんではないかと勝手に思っているGoogle Ad managerがDFP small businessと名称変更。機能なんかは基本は前からあったものを改善して見せ方を整理しただけなんだけれど、日本のメディアがものすごくミスリードして報じていたり。米国メディアはほとんど正しく伝えているのに、この差はなにゆえ。

新しいところとしてはAPIと"dynamic allocation"と呼ぶ機能。アドサーバもAd Exchangeも、本気でやるならAPI抜きには仕事できない世界。某社の複雑怪奇な管理画面よりもかなりすっきりしていて一画面で基本収まるっぽいからマシだけれども、大変。そしてこんな領域もオープン化なのだなぁと感慨にふけりぬる。エコシステム。

方向性としてはYield Optimizerと同じ感じで、その生態系を侵す方向性とも(もともとガチな部分も多いですが)。米国の65以上のアドネットワークが枠への入札をリアルタイム(RTB; Real-time Bidding)に行います。RTBについては次回の記事ネタを予定。"dynamic allocation"は純広などのCPMとAd Exchangeからの広告を比較して高い場合にのみ受け入れる最低CPMのことです。Yes, ノーリスク。

他、オプティマイズ機能もあるんだけど、媒体内×広告主だけで最適化って一体何を?と思うのだけれど。本当に機能するのか?という意味で。地域とフリークエンシーとかくらいしか効きそうな変数が思いつかない。

ということで、どれも競合がやっていることの後追いで、何ら新しいことは無いと思われ。でも、あたりまえのことをあたりまえにやっただけでこれほどニュースになるというのはやっぱりすごい資産だなぁと思いました。ちなみに、日本での提供予定は知りません。というオチで〆