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カテゴリ:
ストロベリーショートケイクス
監督: 矢崎仁司

拒食症のイラストレーター、学生時代から一途な片思いを続けるデリヘル嬢、幸せな結婚をしたいフツーのOL(中越典子)、デリヘルの電話番をするモテない女(池脇千鶴)、それぞれの悩みや願いが...

女性の本を男性監督が映画化するって、好きですね。女性の心理描写と男性の美意識。なかでもカメラワークがかっこよすぎる。特に冒頭のベタ(魚)が部屋の中を泳ぐシーンや棺桶からタバコの煙が出るシーン。鳥肌もの。

そして、全編から”東京のにおい”がしてくる。東京って、他の都市と違って、色を出そうとしてもなかなか出し辛い(秋葉原とか二丁目とか、わかりやすいとこじゃなくてね)。なんなんだろうなぁ、このなんとも言えない空虚なTOKYO感。

ただ、↑のアマゾンで出てくる「この商品を買った人はこの商品を」のお勧めが、女優が脱ぐ事で興行を成り立たせてるような作品ばかりなのがちょっと悲しい。買う人は、ピンク作品と同列にとらえているのかと。