[映画]ダフト・パンク エレクトロマ / DaftPunk's ELECTROMA
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- Cinema
監督: トーマ・バンガルテル, ギ=マニュエル
人間になりたい2体のロボットの苦悩の旅を、一切の台詞を排除して描く。
大好きなダフトパンクが映画に挑戦。しかも俺の最も好きな映画『2001年宇宙の旅』をオマージュしているらしい。ということで、期待と、なんとなく失敗してそうな匂いとの入り混じる心境で観てみました。
片方が正解。非常につまらない映画にも音楽の文法を持ち込んでいるというか、ミニマムな映像って、苦痛なんだよなぁ。人間が長いカットに耐えられるのって、圧倒的に美しい女優/ほれぼれする男優/美しい景色や造形物/愛らしい子供/動物の動きとかでないと、つらい。造形美の無いロボットがなんの変哲もない中途半端な砂漠を歩くのを長尺で見させられるのは。
音楽でいうと、ダフト・パンクをはじめとするエレクトロ/テクノ/ハウスの音はどこをとっても気持ち良いから延々と繰り返してもサイコーなわけです。逆に、浜崎あゆみの音楽に間奏なんて誰も求めてないわけで。ウタが聴きたいわけで。映像も、きっとこの構図は同じはず。浜崎ライブで30分間のギターソロを聞かされる感覚。
フランス人なだけにフランス映画風っちゃぁそうなんだけど。。10分くらいのショートムービーだったら良かったんだけど。ちょっと残念です。