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PCのWebにとっての検索エンジンは打ち出の小槌であることには誰も異論あるまい。で、最近、モバイルにとってのGPSも打ち出の小槌なのだという思いが確信に変わりつつあり。

iPhoneにAroundMeというアプリがあり、ただ単にGoogleマップの店舗とかの情報をカテゴリごとに、GPSで近い順に並べる(リスティング)するだけのもの。たとえば、今俺が三茶の家で起動して、[Coffee]のボタンをワンクリックすると、三茶のカフェが距離が家から近い順に出てる。で、カーナビみたいにナビ(マンナビ)してくれる。それだけなんだけど、使える。日本語化されてすらいないんだけど、説明書は必要無い、っつーか無い。

Web上でのリスティング広告は、お金を払うことで、ユーザーが目的のサイトへ行こうとする時の検索結果画面上で目立たせるものでした。これがモバイルの場合はリアル世界と連動できるわけです。つまり、ユーザーが近くのお店を探した時の画面で目立たせることで、フィーをいただくことができるんじゃないかと。

PC世界でGoogle AdWordsが[入札額×品質スコア]順なら、モバイルなら[入札額×GPS距離指数]順とかって考えたら、チョー楽しくね?109あたりにいるやつに道玄坂のエステサロンは500円で1位表示できるけど、品川のショップは10,000円出さないと1位取れないとかね。

さらに店頭での簡易な認証機能を持たせれば、コンバージョンの把握もできる。ユーザーには特典付けて。ぐるナビのプリントみたいに。アフィリエイトだってリアル世界で。海外でよくいる、お店や旅行代理店に連れて行って紹介料をもらっているお兄ちゃんと同じモデル。

中高生のメールやBBSのような膨大なコミュニケーショントラフィックやケータイ小説にはほとんど価値が無い。特に広告価値はゼロに近い。誘導価値はあるかもしらんけど。

いよいよ”広告”じゃない、なんていったらわかんない広告の時代がやってくるんだろう。インターネットに初めて触れた大学1年生のあの日、AdWordsの仕組みを知った前職ん時のあの日に次ぐ、第三の大きな波が来とります。

モバイル地域情報は、今の検索エンジン競争並みの争いが起こるだしょう。ここ掘れわんわん。