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http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20090325.html
http://www.digitalforest.co.jp/archives/2009/03/post_4.html

日本のアクセス解析系総合事業としては最大手であろうデジタルフォレストが、NTT Comに事実上買収された(議決権完全掌握)、たった24億円で。

この流れはどうもようわからん。苦しいにせよ、近づくべきは広告会社なんではないのか?この事業ドメインで圧倒的に世界ナンバーワンであるオムニチュアが最近広告会社WPPの資本を入れたように。

この領域はマーケのプラットフォームにならなければならないのに、大手企業相手に無理矢理ねじこむって流れよね。お互いにとって、大丈夫なのかなぁ。とても儲かる事業ドメインでも事業形態でも無いし。クライアントの立場では、オムニチュア使ってくれって話だし。というか、広告会社以外の大企業はあんまりサイトの上位レイヤーに足を突っ込まない方が良いと思うけどなぁ。従業員1人あたり売上がいかほどか。アクセス解析に基づく最適化などは、通常の売上と比べて何%上昇させることができるかが価値であり、その数%に対する対価って、インフラコストと比べたらゴミみたいなわけで。で、どうせゴミみたいなコストなら世界最高のもの使いたいじゃん。ゼネコンがコンビニの店舗領域に足突っ込んで、ゼネコン配下にCVSコンサルがいるような、そんな違和感。

オムニチュアはクライアントの顧客DBとのインターフェースを充実させることに奔走してるわけで、やっぱこっちの方向だよなぁ、と。買収でPUSH案件が増えるのと、オープンな立場でPULLでI/Fを用意しておくの、どっちが良いんでしょう??24億円で買う広告会社無かったのかなー。なんとなく、「もったいないなー。」って思いました。