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Microsoftの新検索サービス『Bing』のネット上の評判が良いですね。謎です、特に日本の展開。

このサービスは必然的に既存の比較サイトなどで長年培われた業界特化データベースと結合させる必要があるわけですが、MSと組む事業者って、どんな事業者なのかなぁと。

まず、カカクコムやリクルートは組まないですよね、ましてヤフージャパンは。なぜに敵に塩を送らにゃならんのかと。そもそもYahoo!とGoogleから「カカクコム」と検索するクエリ数がBingの総クエリ数より多かったりして。。

となると、業界2位以下と組むことになる。サイバーエージェントグループのメディアとかは一番良さげ。だけれども、ユーザーからすると、比較サイトは(口コミデータも含めて)DBが一番デカイことに価値があるわけで、好き好んで使う人はいない。言い換えると、1位のサイトを知らない人が使うことになる。

一方、知っている人は、旅行に行く時はじゃらんとかにまず行くし、商品を比較する時は価格.comに行く、食事の予約ならぐるなびに行く、職を探すならリクナビに行く。そのひと手間を省きたい人 + その大手サイトを知らない人、合計していったいいかほどか。2位以下を複数束ねられたら良いけど。(DBの統合キツそ。。)

検索にのめりこんでいる業界人ほど、Bingは新鮮に映るのかもしれないけど、これってほんとに正しいユーザー行動のナビゲーションなのだろうか。Bingのひとつの検索窓からはじまるのが良いのか、比較サイト上に意図して行き、複数の絞り込み条件を打ち込むの、どっちが良いのだろうか。

オーガニック検索やGoogleニュースなどは、結果的に外部サイトにトラフィックが流出するから、トラフィックの受け側サイトにも多大なるメリットがある。でも、Bingはサイト内で閉じるので話が別。

一体、どういう提携スキームを進めて行くのでしょう。(データを無許可にクロールしてぶっこ抜くってこたぁないよなぁ。)直言すれば、どこからどこへお金が流れるのだろう?組めなかったら買収してしまうんだろうか。

#日本だったら、Yahoo!が同様のエンジンにしたら結構いいかもしれないけど。あと、アフィリエイトのリンクをランキング式に貼付けてポイントやリードメールとかで誘導かける個人の比較サイトは、情報が正しくないことが多いので、こういったものが減る(諦める)一因になれば、それは良いことかも、と思いました。

#京都でフリスビーを一緒に楽しめる友達をネットで探しているのだが、まったく見つからない。こんな質問のDecision Engine、ないもんかね。