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今日は本当に感動したので、ブログに書かずにはいられないです。



アクサの「収入保障」のがん保険特設ページ|アクサ生命が保険をくるりと変える。日本初!まったく新しいがん保険登場。|アクサ生命保険株式会社

こんなブログを書いていると、テクノロジー右翼と思われがちですが、広告クリエイティブは大好きです。高校生の頃から広告業界に行きたくて、毎号広告批評を買って舐めるように読んでた若者だったのです。ただ、その頃は佐藤雅彦さん、佐藤可士和さん、大貫卓也さん、TUGBOATさん、山内健司さんに憧れる、クリエイティブが大好きなミーハーな青年でしたが、今はちょっと違っていて、もうちょっと理屈っぽいのが好きだったりします。で、このアクサ生命のCMの、理詰めっぷりに感銘を受けました。マーケティングの教科書を地で行くような。

総合系の方々からも見られているので素人丸出しのコメントは控えますけれども、商品コンセプト、セグメンテーション、キャスティング、カメラワーク、コーポレートスローガン、スクリプト、『/』、…凄い。凄すぎる。クリエイティブの素敵なプロモーションって、商品コンセプトとの溝が大きかったりするのだけれど、ここがズバーっとまっすぐに貫通してる感じがして、9回裏逆転満塁場外ホームランを打たれたピッチャー並に天晴れな感じです。この制作現場のドキュメント、見たい。

カンバセーションのインターフェース

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眠れない。最近つとに睡眠が乱れぬる。

さて、自分がなぜTwitterをなんとなく受け入れられないのかをちょっと考えてみた。
たぶん、カンバセーショナルメディアでのインターフェースとして違和感を感じてるんじゃないかと。

まず、これが俺にとって違和感の感じてしまう
Twitter



そして、俺にとってしっくりくるカンバセーショナルメディアはこの三つ。

Facebook|News Feed



hero-messages-20090624iPhone|SMS
最初はどうかと思ったけど、実際使ってみたら革命であることに後から気づいた系。これ、普通のケータイメールがこうやって表示されとる。


Google Wave
未公開だけど、デモ見た瞬間に革命だと気づいた系。



まぁ、説明するまでもないんだけど。
こうあるべきなんじゃないかと。

なんか、Twitterって、やっぱギークっぽい気がして。
アメリカではほんとに多様な人々が使い始めているんだろうか?
有名人をROMってるだけではなく、カンバセーショナルなメディアにすでになっているのだろうか?

ちなみに、Twitterに対して批判的なことをいつも書いてますが、疑問なのは、Twitter単体としての企業価値、マネタイズ手法、バズマーケティング、インターフェースなどについてのことであって、ストリーム的なメディアそのものについての批判じゃないデス。

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ネット広告のバナーは、基本的に"Creative"である必要は無い。広告賞を狙うような、ごくごく一部を除けば。CPM課金であればCTRの高いクリエイティブが良いし、CPC課金であれば余計なクリックをさせないクリエイティブであることが良い。

で、C-teamのレポートでも実証されているように(すでに資料がネット上から消えたようだが...)、CTRの高いクリエイティブに法則性なんて無いし、プロが見ても予想だにできない。その上CTRが何倍も違ったりする。CTRが高い要素や法則性は誰にもわからない。CVRを上げるクリエイティブは、情報を的確に伝える、"非広告"にいけばいいだけなので簡単だけど。もちろんクリエイティビティは必要ない。

もちろん、TVCFや新聞15段、雑誌広告は当然Creativeであるべきだ。また、ネットでもランディングページはCreativeであるべき。サイト内の情報が整然としているのか、情感に訴えるFlashなのかは別として、戦略に基づいたクリエイティビティが必要。でも、バナーは違う、はず。

というのは前段の話で。これまで広告枠のガジェット化はイマイチの進展ですが、今後は拡がるんじゃないかと思ってるわけです。まだ存在していないが、行動ターゲティングとの組み合わせは特におもしろい。Web行動履歴で、ユーザーがどんな人なのかは各社とも判別は可能になっている。にも関わらずBTのバナーのCTRリフトが各社1.5〜2倍に留まっており。CTR大爆発のキーファクターはちょっと違う要因が存在している気がしていて。

たとえば、プログラマと推測されるユーザーに対して、『ITエンジニア転職情報』という大括りのバナーではなく、「日本IBM:プロマネ/年収600万円〜」というテキストが流れたらどうだろう。しかもフリークエンシーキャップによって、毎回目にする求人案件は異なる。ぐっとくる求人が目に飛び込めばクリックするんじゃなかろうか。今、mixi内でこれを利用したFind Job!のRSS利用広告が流れてますが、これにBTを組み合わせられたらおもろいな、と。

リアルタイム性が重要で、アラートメールが飛んでくるような業界。求人情報、チケット、CD・DVD、ギャザリング、オークションとか。つか、メールを送るような業種。プレーンテキストでもできないこたぁ無いけど、現実的じゃないし、イマイチ。Flashで、Creativeにね

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広告批評の1月号を読んでいて、なんだか胸の中がモヤモヤだらけ
になってしまった。長年の広告批評ファンなだけに。

天野さんとジャーナリストのひととの対談が、なんというか、ノスタル
ジックになってしまっていて、あるべき未来を語っていないことがひと
つ。

もうひとつが、テレビが面白くなくなってるというおおかたの認識。俺は
テレビが面白くなくなってるわけじゃなくて、ぼくらがコンテンツに対し
て舌が肥えたんだと思うんだけどねぇ。昔の番組をスカパーでたまにみた
りすると、すごくつまんないし。(初恋の人美化現象説)あと
は他の楽しいことが増えた。

だけどほんとにいいたいのはそんなことじゃなくて。さまざまなメディア
に関わる人々へのTVに関するアンケートの項目として、「Q.3
デジタル化やウェブとの連動によって、テレビに新しい可能性が生まれる
とすれば、それは具体的にどういうものでしょう?」って質問の意図がよ
くわからないのです。

そもそも俺にはテレビのデジタル化がコンテンツ制作や広告クリエイティ
ブのプレーヤーに何の変化をもたらすのかをまったく理解できてないノ
ダ。放送に関わる、主に裏方の部分はもちろんおおいに変化があるだろう
けどね。高精細になって16:9になる以外、どう変わるのだろう??
我々インタラクティブメディア側のえらいひとにも「地デジ化によっ
て〜」といっているひともいるのだけど、どうもよくわからないのです。

"受像機"から"ディスプレイ"へ変わるのなら、それは
大いなる変化だと思うのです。つまりは放送電波のデコーダーから、あら
ゆるメディアのコンテンツの表示機器へと変化すれば。さらに言い換える
と、放送界の垂直的世界から、コンテンツ表示装置としての水平的世界
へ。これをデジタル化と呼ぶならチョーすっきりしちゃう。

さらには、今月の広告批評を読んでいたら、この垂直モデルで生きてきた
方々と、水平にネイティブな人間は、きっと宗教の違いのように根っこか
ら超えることのできない壁があるのだなぁと痛感してしまった。俺はテレ
ビ局の中に制作部隊が大組織として存在してたり、制作会社と共に番組を
つくって独占的に放送してることが、むしろ不思議に思えてしまうんで
す。もちろん、今の業界構造や現行法で水平化なんてできようはずもない
のは百も承知の上、そういう話でなく。

俺はほんとにテレビが大好きで、見る番組はぜんぶハードディスクに録画してる。さらにスカパーにまで加入してる。だから局とか放送時間とか覚えてないし。コンテンツをハードディスクにからとり出す感覚。これからのマジネイティブ世代も、普通に考えたらそうなると思うんだけど。

と、とりとめのない長文を、iPhoneのキーボードから打ちました。
さすがに大変。

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ついに松下が終わった。Panasonicへ。で、その告知に肩透かし。

なんだろう。こんな一大イベントなのに、お祭りを開催しない。空気のようなCM、空気のようなコピー。地球に優しそうな感じ。で、とりあえずドリカム。

あえてなの!?これから何かが起こるの!?このまんま終わっちゃうの!?これがあえて、意識してそうなんだとしたら、ある意味でものすげぇリスクテイクな気がする。

松下は学生時代にインターンやったからいくらか内部を見たんだけれども、当時は改革の真っ只中で、社内のカオス感が学生にも伝わってきた。(愚痴も聞いた。)今は新しい形になってるのかなー。少なくとも当時の俺には松下はまったく魅力的に感じなかったので、就職する気は失せたんだけど。(今では電電に行くよりは良い経験できたかもなぁとは思ってる。。)

松下の前・現経営陣はものすごく尊敬してるんだけれども、CMはイケてないよね。とりあえず小雪と綾瀬はるかだよね、っていう。

日立って、クリエイティブ素敵ですよね。特に世界ふしぎ発見の長尺CMとか。日立のCMは大好きなんだけど、日立製品を買おうとか就職しようっては思わない。

広告って難しい生き物だよね。

Googleが日本でYahoo!に勝つためには、テレビCMだろってずっと思ってんだけど、どうだろね。

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新しいiPod nanoの『nano、色いろ。』キャンペーンクリエイティブ見たりとか、野田凪ショックやリーマンショックとか色いろで、corneliusのDVD『SENSURROUND』を思い出して見返しちゃったりなんかしてて、やっぱ辻川さんすげぇ。(Appleのは辻川さんじゃないよ。想起させるのだよ。)

辻川さんことこと辻川幸一郎氏。映像ディレクター。世界のツジカワとは呼ばれてはいないけれども俺は心の中で思っている、世界のツジカワ。ドコモと組んでケータイ映画『きまぐれロボット』なんかも昔作ってて、最高でしたですね。俺の中の世界三大映像系クリエイター、世界のナギ・ノダ、世界のツジカワ、世界のミシェル・ゴンドリー。

corneliusのPV集『SENSURROUND』はDVDだったのだけれども、iTunesのダウンロード課金ビデオでも買えるのだよ君。とりあえず『Fit Song』だけでいいから買え。そしたら『Sensuous』と『Music』も買わないといけない。『Breezin'』と『Like a Rolling Stone』と『Beeep It』を買わずに辻川さんのファンと言ってはいけない。『Omstart』も外せない。まぁ、そういうことだ。

というか、iTunesがすげー楽しみなことになってきた。こないだのアップデートでVer8になってお気づきであろうGenius機能がね。要は「今はこの曲の気分だぜ」っていう曲を選んでポチっとボタンを押すと、自動的に関連性の高い曲のプレイリストを作ってくれるってわけさ。DJっすよ。シャッフル機能なんてもう使えねぇよ。

なにがすげーって、俺にとってのマストバイでチューンフルなアノ名曲をユー、チェキっちゃいなよってわけで。俺のiTunesは俺の持ってる音楽ぜんぶ知ってる。持ってるCDもTSUTAYAで借りたCDも友達から借りたCDも。Amazonが知ってるのはAmazonで買ったCDだけ(自分で登録もできるけど、誰も使わないよねめんどいし)。Geniusはインターネット経由でたぶんアソシエーションルール(似たもん同士をまとめる統計処理)とかを動かしてるわけで。日本人の数割のほぼ全保有楽曲リストがあれば相当な精度が出せるはず。

そうすっと、なんでAppleが『Genius』なんて変な名前にしたのかにはたと気づく。普通このサービスだったら『Sound-Alike』みたいな名前にするはずだのに。今後が楽しみ。

iPhoneでも金使っちゃうし。曲もアプリもダウンロードしちゃうし。毎日がほとんどApple&Googleになってきた。iPhone × Googleのサービスがマジでヤバい。愕然とする。なぜ彼らだけが。資金力だけじゃないことは確か。

野田凪さん死去。

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ネット上で情報が錯綜していましたが、野田凪さんが亡くなられたのは本当のようです。(マネージメント会社Partizanのサイト

日 本ではYUKIのPVなどでも有名なアートディレクターです。ハンパンダも有名かもしれない。広告界だとNIKEグラフィックとCocaCola(米)の CM。

最初聞いたとき、まったく意味が分かりませんでした。あまりにも若いし、つい最近まで仕事してた し。



NIKE

YUKI_SJ2

他の作品はこちらから。
ほんと天才。できることなら野田凪ワールドの住民になりた かった。いや、冗談じゃなくて。あの世界の中に住みたかった。もっともっと新しい世界を創ってくれると思ってたのに。俺の最も尊敬するクリエイターのひと りだったのに。

もうほんとありえない!もう!なんで!なんで!!もう!!!

docomoのAnswerって一体なんなのよ?

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DoCoMo_olddocomo_newになり、企業スローガンもなにもかも刷新されます。

で、その告知CMがバンバン流れてますね。


なんなんだろ、これ。どうしたいんかね。

アングルとか、All You Need Is Loveとか、なんか物干しみたいのが折り畳みケータイみたいになってたりして、すげーいいんだけど、なぜ成海璃子?(俺が成海璃子の魅力をまったく理解できないってのがおっきいんだけどね。)そしてまったくもって記憶できないこのコピーやらスローガンやら、いったい何?トーンは”ナチュラル”、”ゆったり”、”希望”って感じ?

しかも、ここ見ると『幅広い年齢層に強く訴求するために様々な出演者を起用していきます。出演者 : 成海 璃子さん、堀北 真希さん、松山 ケンイチさん、堤 真一さん、爆笑問題さん。この方たちをはじめ、幅広い出演者たちがドコモからの「たくさんのAnswer」を世の中に届けていきます。』って何?これからほんとにAnswerを見せてくれるならいいけど。

なんかさー、DoCoMo 2.0がいろんな人から叩かれたから、徹底的に逆に行きました感満載じゃね?TUGBOAT使って、豪華で旬なキャスト、若者にターゲットを絞って、オシャレに展開したDoCoMo 2.0。に対して、著名CMクリエイターは使わず、流行に左右されない感じで、若者に特化せず、オシャレじゃない感じで、ピュアな新キャンペーン。こんなんで「広告」になるんか?なんかまだケータイが白黒だった頃のドコモみたいだね。無難で、”NTTな感じ”。

いろんな人DoCoMo 2.0叩きすぎだろ。なんか夏野さんらこれまで主導権握ってた人々の存在が疎ましい人が、この失敗機運に乗ってクーデター起こしたんじゃないかって妄想までしてしまう。

今、ドコモの戦略は、既存顧客の重視。ダメなとこを改善し、サポートを厚くして、流出顧客を防ぐ。既存顧客重視→優しいナチュラルな感じ→成海璃子、的な、おぞましい会議を想像してしまう。

ところで、オリンパスの去年から続くキャンペーン、ほんとに最高。「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ オリンパス」ってやつ。(俺が宮崎あおいめちゃくちゃ好きって部分もおっきいんだけど。)内視鏡という生命に関する機器と、カメラという人生の記録機器。今、ケータイって機器は、オリンパスのよりも、もっと深いコミュニケーションがある。少なくとも日常的に。機器を通じて家族や友達、ビジネス相手などにも。コミュニケーション機器だし。新しいドコモのスローガン「手のひらに、明日をのせて。」なら、もっと良い表現あるだしょうに。少なくとも、大切な大切なブランド刷新のCMでは!!

多くの国で、通信事業社は広告費ランキングのトップ3には入ってる。そのクリエイティブは、その国を代表するクリエイティブであり、それがイケてない国ってイケてないよね。各国の空港で目にする通信会社の広告にはいつも胸打たれるもの。docomoのDoCoMo 2.0に対するAnswerって一体なんなのよ。

CM見るたび腹立つ。怒りモードでした。

『広告批評』休刊にして思ふこと。

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b0923453.jpg 雑誌『広告批評』が休刊に。

人生をも大きく左右した雑誌が、来年、なくなってしまいます。

高校生1年生の正月、キューピーハーフのCM、そしてPARCOのCMを見て、全身に衝撃を受けた。立て続けに新しい世界を見せられ、「広告やろう。」と思ったのでした。

その想いを強く強くしていってくれたのが『広告批評』でした。いろんなことを教えてくれました。キューピーハーフのCMの、研ぎすまされたコピーは秋山晶さんというベテランコピーライターが書き、一瞬にしてブラウン管への意識を集中させる映像はライトパブリシティという制作会社が作っているらしい、と。PARCOのCMは(今では誰もが知っている)佐藤可士和さんというクリエイターが作り、彼は大貫卓也さんという人に大いに影響を受けた人である、と。

広告クリエイティブ界には、たくさんのスターがいた。みんながGLAYやL'arcに夢中になってた頃、俺は30秒の佐藤可士和作品をVHSで1/16速のスローモーションで必死でリプレイしてた。そのうち、強いCMなら見ただけでどの会社のどのディレクターが作ったのかはかなり当てられるくらいになった。お金が無いから『広告批評』は毎号図書館で借りてたんだけど。

大学は広告とマーケティングを学ぶために商学部に入り、広告とマーケティングの授業をたくさん受けた。だけど就職活動の頃、電通や博報堂は、調べれば調べるほど入りたくなくなった。「結局入っても営業か。」で、一旦は電電公社に入ってしまうのだけれど、広告への想いが捨てきれず、今のネット広告会社にいるってわけです。(就職活動の時、なぜか一社だけ食品会社を受けた。キューピー株式会社ね。)

今、俺のやっている仕事は、広告の中でもデータをとにかくつきつめる仕事で、さっきから言っている意味での”クリエイティブ”とは通常相容れない関係にある。今は、 消費者の反応や効果やシチュエーションといったデータを極限までつきつめて、世界最高の広告プラットフォームを作ってやろうという思いでやってますが、いつかはすばらしいクリエイティブの広告が、より適切な人に適切なタイミングで届くような仕組みを作りたい。言い換えれば、「心に響く。」を最大化する仕組みをね。

なんだかおセンチモードになってきましたが、『広告批評』と言えば、カンヌ受賞作品CD-ROM、年間トップテン、毎年8月の戦争特集が思い出される。強烈な印象を残した特集としては、'00.10の「10人のCMディレクター」特集はヤバかった。山内さん中島(哲)さん黒田さんとかがテキトーに喋ってるんだから。「佐藤雅彦研究室」ではSFCに対する猛烈な嫉妬心を抱いた。あの授業を受けられないくやしさ。「佐藤雅彦になりたい。」という、よくわからないことを考えたり。そして特集「佐藤可士和」。このインタビューは、後年の数々のインタビューよりも強烈だった気がする。橋本治のコラムも、まったく共感はできないのだけれど、こういう考え方をする人もいるのだな、と思って参考にしていた。とにかく、広告クリエイティブの歴史は『広告批評』と共に見てきた。

広告クリエイティブが好きだ。それを作った人達が好きだ。

広告クリエイティブは、広告主のお金で、広告主の要望を満たす。その要望という制約条件の中 で、いかに強いインパクトで、いかに広告主のブランドを高め、かつ高いクリエイティビティを出していくか。そこが好きだ。お題、そして答え。芸術家の作品 は好きじゃない。「表現が上手い」よりも「答えが巧い」に圧倒的に惚れる。そこに視覚的な美しさがあればなおさら。

ネットの世界にいるぼくらは、いつもTV・新聞・雑誌・ラジオなどの従来マスメディアと比較され、対決構造をおもしろおかしく書き立てられてきた。現に、従来マスメディアとの対決姿勢を前面に押し出す人も業界内には少なくないし、ネットの方が優れている点は多々あって挙げ出したらきりがない。

だけれども、雑誌、特に専門誌にはもっともっとがんばってもらいたい。優良な情報に対して有料の情報料を支払う。こんな当たり前のことが成り立たないはずがない。流通を含め、今こそ構造改革をしなければ専門雑誌に関わるプレーヤーが、みんな死んでしまう。ネットでは『広告批評』のような高品質なコンテンツは展開できないだろう。少なくとも広告収入では。大貫卓也×佐藤可士和の対談が実現できるんだろうか。

それにしても、なぜ休刊なのか。1冊562円で編集長と内部デザイナーと営業込みで12人。発行部数少ないのかな。広告3誌にテーマを振るならば、『ブレーン』はクリエイティブ、『宣伝会議』は広告ビジネス、そして『広告批評』は社会。最近では後発の『デザインノート』がいい感じの特集を毎号やってますが。今のニーズはもはや『広告批評』には少なかったのかな。

ここで、『広告批評』のウェブ化についての検討を。特集のインタビューなどはウェブでは厳しいことが目に見えているのでカット。ただ、毎月の新広告ラインナップ+制作クレジット+ショートコメントは広告業界ニュースサイトとしての運営ができるのではないか。広告収入で。ニッチポータルはコストをかけず、業界No.1の地位さえ獲得できれば意外といける。動画の許諾が得られたものは動画も掲載。ここは日本での著作・肖像権の動向に大きく左右されるけれど、あの広告ラインナップが1クリックで動画再生できればどれ程有用か。さらに検索機能を備えれば有料でも使いたい。日経テレコンのようにね。『広告批評』が社会に合わせて変容していったら、最高におもしろいよね。

この写真は、我が家の『広告批評』ライブラリー。残念ながら、学生の頃に引っ越す際に、重要な刊を残して捨ててしまった。残りの『広告批評』は、まだまだ捨てられない。

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W61SHのCMについての記事を書いたら、予想通り検索エンジン上位に。
いまんとこGoogleで「W61SH CM」で1位。シャープのオフィシャルサイトより上。ぶっちゃけ、完全に狙ってましたが。

おかげさまで過去最高のアクセス数を記録。あざーっす。

ここで情報提供できれば良かったんだけど、残念ながらAndre Gulbis & Colin Berwickはまだ誰だかわかりません。あしからず。。

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シャープのauケータイのCM曲、かっこよいのでシャープのサイト見てみたら、

au W61SH(確かに、シャープだ。「コンパクト」篇

オリジナル曲らしい。

しかも、Andre GulbisとColin Berwickって一体誰なんだ。検索してもぜんぜんヒットしないし。とりあえずフルコーラス(があるなら)聴いてみたい。

っていうか、なんでシャープはこういうCMをブログに貼り付けられるようにしないかなぁ。ほんといけてない。外国人モデルだけ映ってて曲もオリジナルだったら、権利問題なんてほとんどないはず。いけてない。シャープは業績は良いけど、ブランド統括する人を呼んできた方が良い、絶対。めっちゃくちゃ口のでかい、偉いやつを。雷みたいなオッサンを。

シャープのサイトのトップページからCMを探したのに、CM紹介ページが見つからず、Googleから「W61SH CM」と検索して出てくるってこれどうよ。欧米のメジャーC向けメーカーはブログとかのパワー知ってて、絶対このパワーを活かすしくみを作ると思うんだけど。YouTubeに自分から流して、「これかっこ良くね?っつーか誰?」って言わせるくらいじゃなきゃだめでしょ。

CMのクリエイティブも、これの上のアングルとか良かったんだけど、なんか全体的にダサいだよなぁ。寅さん的な臭いがするというか。AQUOSに寅さん臭がするのは大いに結構だけど、ケータイに寅さん臭はねぇだろ。

松下の若者向けCMもダサいしなぁ。三洋のエネループのCMには「おっ」って思ったけど、果たしてエネループのターゲットと合っているんだろうか…っていうかオグシオとか使うのやめようよ。

イギリスのソニーには感涙。

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DoCoMo 2.0 CM 『国境を越えて』編 ロングバージョン

これは2007年俺的カンヌグランプリですねぇ。難しいこと抜きにし て、”いかに俺の心に響いたか度”でいうと。

まずスクリプト。

瑛太 in Tokyo「ねぇ。」
蒼井 in Tokyo 「うん?なーに?」
瑛太 in Tokyo 「俺たちってさ、」
瑛太 in Korea 「付き合ってんのかな?」
蒼井 in NY 「どーなんだろうね。」
瑛太 in Korea 「どーなんだろうね。」
蒼井 in NY 「この前ね、友達に聞かれたの。」
瑛太 in Korea 「なんて?」
蒼井 in NY 「彼氏いるの?って。」
蒼井 in Maleysia 「『たぶん。って答えた。」
瑛太 in Australia「たぶんって何よ。」
蒼井 in Maleysia 「その人もおんなじこと言ってた。」
瑛太 in Australia「ねぇ。運命って信じる?」
蒼井 in Maleysia 「たぶん。」
瑛太 in Australia「また『たぶん。』だ。」
蒼井 「 そっちは?」
瑛太 「俺は、」
瑛太 in Paris 「信じるよ。」
蒼井 in Paris 「私も。」
NA 「世界で使えるALL IN 世界ケータイ。ドコモ905i。」

この日本語の細かいとこが最高に良い。これを織田裕二風に演ってしまうともう 見てらんないと思うんだけど、蒼井優と瑛太にこの日本語、最高にいいよねぇ。

しかも瑛太バス停上の道路の配置と か、各国の色彩と雑音、二人のファッション、エッフェル塔からカメラの上がるスピード、とかとかもう最高。

HDDレコーダーに録って何十回も観てしまった。

これもTUGBOATなんかな?お見事です。
こんな予告編の映画があったら絶対観に行く。

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ブログの名前戻しました。実験終了です。

やっぱこのブログは検索エンジンから来る人が半分以上を占めてんです。mixiからリンクさせているので、mixi経由で来る人も多いんですが、それを大きく上回ります。だので、俺をリアルには知らない人が観てる人の半分以上をきっと占めてるわけです。

っつーことが以前からうすうすわかってたので、検索されやすいように映画とか音楽とか個別記事にしとるんです。だから日記っぽくない。リアル友人にはこの形式ウケが悪いんだけど、、日記風に書くと検索に弱くなってしまうだで。しかも、マニアックでよくわからん内容多いと思うけど、まーそれはそれでいーじゃん、タイトルで読み飛ばしてよってな感じで、日記っぽい日記を一週間分超ヤバい特大号。


お金をたくさんもうけたい。

そういう人には縁のない銀行です。

民営化した日本郵政グループの事業会社のひとつ、ゆうちょ銀行のコピーがヤバい。ここまで思いきったのは超ヤバい。誰だろコピーライター。。かんぽ生命の「むずかしい保険は、未完成な保険だと思う。」ってこれもチョーヤバい!!前田知巳さん並。日本郵政ホームページはヤバい。ギャラリーは絶対見るべし。

ただ、民営化後日本郵政はロゴが残念だなぁ。なんかダサイよね。公社の時の「郵」の白抜きはヤバいかっこよかったんだけど。ヨーロッパテイストを期待してたんだけど、逆に、ぼくたちはずっと変わらないよきみの知ってるぼくのままだよアピールって感じだね。


ヤバい経済学

次。『ヤバい経済学』を今、読んでます。ヤバいっす。読了したらレビューしよ。


佐藤可士和の超整理術
と、これも読んでるんだけど、こっちはイマイチかも。やっぱ可士和さんも物書きは本業じゃないしね。でも、思考回路は(恐れ多く申し上げますが)かなり似てる気がする。ヤバいくらいスッキリさせたい欲望。


最近、うちの水槽が死にかけてきたので、思いきってゴージャスな設備にしまけり。あこがれの外部フィルターという奴です。約1万円のニクい奴。さっそく威力発揮してます。まじヤバいっす。これで魚も水草も元気元気、きっと。グローライトテトラ5尾、ランプアイ5尾投入。賑やかなり、艶やかなり。神田うのより綺麗です。

うちのWindows PCの1台をnapster専用マッシーンに衣替え。コンポにつないで、リビングで座りながら音楽をダウンロードして再生ってこれヤバい。YouTubeも全画面にしてリビングで画面から離れながら見るとヤバい。

ヤバい、オタク日記じゃん。

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今日見たCM。

映画DVD「ナイトミュージアム」のパパの姿に感動する子供。記事がなかなか書けない新聞記者のパパ。休日、子供と一緒にツインリンクもてぎに遊びに行って、記事が完成しました。台詞は言い回しや意味の異なる「パパ。」だけ。
最後に出てくるのが20世紀FOXと読売新聞とツインリンクもてぎのロゴ。

これが30秒×3社=90秒(たぶん)で。

印象には残るし、こうやって2回観ただけでストーリーから企業まで覚えてる。広告としては良いと思うんだけど、どうにもこうにも「こじつけ感」があってモヤモヤする。なんだか気持ち悪い。

クライアントを繋ぎあわせたドラマ「東京ワンダーホテル」も、明らかにおかしくて気持ち悪かった。会議室の臭い出てしまうエンタメって、不快だよね。企業が所有と経営が分離されるべきなのと一緒で、ストーリーとクライアントは分かれるべきかと、基本的に。メインキャストがどのブランドの服を着てどのケータイ機種を使ってどんなお店に入るかは、それがどう差し変わっても違和感は無いし、視聴者にとっては情報源でもある。だけど、ストーリーそのものに影響を与えると、違和感があるし、一気に冷める。例えスポンサーシップによって潤沢な予算が用意できてキャスティングやメディアバイイングの力が強まっても、できあがるものはいかがなものか。ちょっとこういうのが増える世の中はやですね。プロダクトプレースメントが限界だと思う今日この頃。

ん?
違う。
今回の3社の取り組みはあくまでもCMなので、クライアント用にストーリーを作るのはあたりまえだった。CMをドラマのように見せるから、クライアントありきのストーリーに違和感を感じるんだ。

つか、この企画、Web用意してないのか?逆に驚き。

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帰国しました〜。
10時間フライトはso heavy.
詳細は徐々にUPしてきます。

それでなんですが、ウィーンでケータイを捨ててきてしまいました。というのも、エジプト現地で買った1,500円相当のバッグにケータイを入れたままウィーン空港で捨ててしまう暴挙。nothing! ウィーンごみ処理場で極楽浄土へ旅立たれた。

あーいろいろめんどー。で、今日ドコモショップ行ったりで。結局サポート類はあるわけもなく。D902iSで三菱気に入ったので、D903iTVを買おうかと。904i当初は高そうだし、つか、あんま魅力ないし。

でだ。
帰国したら駅のどこもかしこも『DoCoMo 2.0』。テレビつければ『DoCoMo 2.0』つかしかもこの映像絶対、多田琢×関口現じゃん、てかこれ「SURVIVE STYLE 5+」じゃん。しかもコピーとかからするに絶対TUGBOATじゃん。交通広告だけ見たときはauでずっとやってた佐々木宏CDかとも思たけど。で、↓見たらやっぱりそでした。

NTTドコモ テレビCM

ていうか浅野忠信と妻夫木聡ってありえなくね?以前議論を巻き起こした織田裕二IDO→ドコモに続きまたやりやがった。(後注:これ間違い。ドコモ→IDOでした。仕返しの構図か。)しかも、裏の意図はナンバーポータビリティと掛けてるじゃろ。こういうのあんま好きじゃないなぁ〜。戦争っぽい広告はイメージが悪い。

ま、いずれにしても今一番Coolなプロモであることは疑う余地無く。

日本のクリエイティブもすばらしいことが再確認できました。(平均点は低いけどね)

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Cellphone's Dead / Beck

このBeckのPVはやばい。
どうやって作ってるのか想像つかん。
カメラが無秩序に移動しつつこれをやってるのがすごい。

ハリウッド的技術?
PV一本のために?
進んだものです、いやはや。

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今、MUSIC ON TV!でcorneliusの新曲「Breezin'」のPV、見た。

やばいです。
久しぶりに興奮したPV。

Breezin'
cornelius/Sensuous 試聴可能

てか、まりんぽくね?(って言っちゃダメ?)



Recently, 広告のnew時代を感じます。
テレビCMが宮大工なら、Web広告はHAL9000。
面白い時代になってきた!

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たまにはブログタイトル「宣伝番長」の通り、なにかを宣伝しようかと。

カードの切り方が人生だ。

CMでおなじみ、オダギリジョーのライフカードネットムービーシリーズ。

今回のストーリーはこれまでで一番おもろい


みんなが取るであろう行動順に見ると、よりおもしろい作りになってる。

緻密だぜ


ストーリーとかセリフ回しとか多田琢さんの臭いがするんだけど、誰プランナー?


てか、かこよすぎおだぎり。

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